【R.38】玄関前と裏口の段差を解消。景観に配慮したバリアフリー施工事例|福祉建築

コラム

玄関前の段差は、毎日の出入りの中で少しずつ負担になっていく場所です。

今回の施工では、玄関前の砂利や裏口の階段を撤去し、歩きやすさに配慮することで、安全に使えるスロープへと改修しました。

単に段差を解消するだけでなく、庭の景観をできるだけ損なわないこと、ドアの開閉動作が無理なく行えることにも配慮しています。

暮らしやすさと外構デザインの両立を目指したバリアフリー事例をご紹介します。

場所 神奈川県相模原
建物データ 戸建て、リフォーム

玄関前|景観を守り、砂利を撤去して安全なスロープへ

図面

施工前


 

施工後


玄関前は、これまで砂利敷きとなっており、足元が不安定で歩行時に負担がかかりやすい状況でした。
特に、杖や歩行器を使用することを想定した際、砂利が邪魔になったり、足を取られたりすることがあり、転倒のリスクも懸念されていました。

 

そこで今回の工事では、砂利を撤去し、安定した歩行ができるスロープへと改修しています。

また、スロープは庭全体の雰囲気を損なわないよう、周囲の景観に配慮したデザインとなっています。

裏口|既存の階段を撤去し、使いやすいスロープに改修

施工前


施工後


裏口は、これまで数段の階段があり、上り下りのたびに足元への注意が必要な場所でした。
特に荷物をもって出入りする場面や。体調や身体状況に不安のあるときには、転倒のリスクを感じやすい場所でもありました。

そこで、既存の階段を撤去し、玄関前のスロープと同じデザインになるようにしつつ、段差のない安全なスロープを設置しています。

勾配や幅を考慮することで、歩行時の負担を軽減し、無理のない動線を確保しました。

出入り動作をサポート|ドアを開けやすい位置に手すりを設置

施工後


スロープを設置して段差を解消しても、ドアの開閉動作が不安定なままでは、安全な出入りにつながりません。
特に、片手でドアを操作しながら身体のバランスをとる場面では、支えとなるポイントが重要になります。

そこでドアを開ける動作に合わせて、手が自然に伸びる位置に手すりを設置しました。

握りやすさや立ち位置を考慮することで、無理な体勢にならず。安心してドアの開閉が行えます。

ご利用ありがとうございました!

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well99編集部

「福祉」×「建築」を掲げる建築会社です。
福祉住環境コーディネーター
介護保険の住宅改修や、バリアフリーリフォーム、福祉施設の建築などを手掛けています。
建築と福祉それぞれに資格を持った専門家がおり、福祉と建築両方の視点から解説する記事を作成しております。

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