【製品紹介】負担の少ない抱え上げ介助を実現する【天井走行リフト Maxi Sky 2・Maxi Sky 440】

負担の少ない抱え上げ介助を実現する|天井走行リフト Maxi-Sky-2・Maxi-Sky-440 製品紹介

「抱え上げ介助」で腰がつらい…

介助の中でも大きな負担になるのが「抱え上げ介助」です。
ベッド⇔車いす、トイレ⇔車いす、浴室⇔車いす、など、移乗介助を行うタイミングは1日の中で何度もあります。

例えば、介護の現場では「女性が男性を抱え上げる」といった場面も少なくありません。

そんな介助の負担を減らしてくれる福祉機器、「天井走行リフト」をご存じでしょうか。

今回は、天井走行リフトのなかでも、アルジョ・ジャパン株式会社が提供する「Maxi Sky 2」「Maxi Sky 440」について詳しく紹介します。
「抱え上げ介助をラクにしたい」「安全に移乗できる方法を探している」という方は、ぜひ参考にしてください。


関連:外部リンク(アルジョ・ジャパン株式会社

天井走行リフト:Maxi Sky 2

Maxi Sky 2
Arjo Maxi Sky 2 シリーズ。長期ケアおよび急性期患者ケア向け。使いやすいコントローラー 手間をかけずに回転と位置決め。

天井走行リフト:Maxi Sky 440

Maxi Sky 440
Maxi Sky 440 介助者が一人で移乗介助できる、使いやすいポータブル天井走行リフトです。フレキシブルな天井走行リフト

参考記事

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介助者1人でもスムーズな移乗を可能にする天井走行リフト

安心・安全な移乗をサポート|力に頼らない介助へ

Maxi Sky 2

Maxi Sky 2

アルジョ・ジャパン株式会社が提供している天井走行リフトの中でも、「常設タイプ」のリフトが「Maxi Sky 2」です。

利用者をレールに沿って手動で移動させるタイプ(2方向モデル)と、電動で移動できるタイプ(4方向モデル)の2つの種類があります。

スリングをかけるためのスプレッダーバーが豊富で、利用者の使い方に合わせて、スリングに合わせたスプレッダーバーを選ぶことができるのが特徴です。
スプレッダーバーの接続部(クイックコネクト)は3ステップの簡単な手順で取り付けができ、状況に合わせたスプレッダーバーに変更が可能です。

持ち上げスピードの目安は以下の通りになります。

負荷 昇降スピード
負荷なし 5.1cm/秒
120kg 4.2cm/秒
200kg 3.8cm/秒
272kg 3.3cm/秒

Contact Station:充電ステーションタイプ(C-Stat)

充電ステーションシステムレール上に専用の充電ステーション設置されています。

天井走行リフトを充電する際には、充電ステーションの場所まで本体を移動させて接続します。

Enhanced Charging System:常時充電タイプ(ECS)

レール上のどこでも充電できるタイプです。

※ターンテーブル、ゲート、エクスチェンジャーとの併用は不可能です。
※埋め込み型トラックを設置する場合は、常時充電タイプ(ECS)が必須になります

Wall Charging System:差し込み充電タイプ(WCS)

特定のトラックシステムや旧型のトラックシステム、または他社製のレールシステムに本体を取り付ける場合は、差し込み充電タイプ(WCS)を使用します。

WCSはMaxi Sky 2 に適合するトロリー、壁掛け型充電器、アダプタ、壁フックを含むキットで構成されています。
直線トラックとX-Yシステムの両方に対応し、互換性のある他社製のレールシステムの数も増えています。

充電方法は「充電ステーションタイプ」「常時充電するタイプ」「差し込み充電タイプ」の3種類あり、フル充電に約8時間かかります。

レールと電源システムの組み合わせ

安全機能は以下の通りです。

  • 緊急上昇・下降補助ボタン(モーターキャプに付属)
  • 緊急停止装置(プルコード) (すべての電気機能を停止)
  • 手動緊急加工装置(モーターキャプに付属)
  • 充電復帰機能(ユーザーによる重量センサのカットアウト(オプション))

製品についてさらに詳しいことが知りたい方は、下記のバナーからお問い合わせください。
専門知識をもった担当者が、住環境に合わせた最適なプランをご提案いたします。

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Maxi Sky 440

Arjo.Maxi sky 440

アルジョ・ジャパン株式会社が提供している天井走行リフトの中でも、「ポータブルタイプ」のリフトが「Maxi Sky 440」です。

利用者をレールに沿って手動で移動させるタイプで、シンプルながらも高い信頼性を確保しています。

レールを複数設置している場合に、最小限の本体数で効率的に利用できるのが特徴です。
例えば個人宅で「寝室+浴室」にレールを設置している場合や、グループホームで利用者の居室ごとにレールを設置している場合はGH1Qの利点を最大限に利用できます。

スプレッダーバーは折り畳み式でリフト本体と一体化しているため、持ち運びの際に邪魔になりません。

本体重量は、バッテリーも含めて6.35kg。持ち歩きやすいよう可能な限り軽量化されています。

持ち上げスピードの目安は以下の通りになります。

負荷 昇降スピード
負荷なし 4.3cm/秒

充電は、Wall Charging System:差し込み充電タイプ(WCS)です。バッテリー方式で、約2~4時間でフル充電になります。

安全機能は以下の通りです。

  • 電動緊急上昇・下降ボタン(モーターキャプに付属)
  • 本体下部の緊急停止ボタン(停止機能)
  • 緊急ブレーキ(機械的故障の場合)
  • 手動緊急加工装置(モーターキャプからのアクセス)
  • ABS 難燃性ケーシング(V0)

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Maxi Sky 2 / Maxi Sky 440 比較表

製品名 Maxi Sky 2 Maxi Sky 440
本体荷重(4方向モデル:電動移動) 12.3kg
本体荷重(2方向モデル:手動移動) 11.6kg
本体荷重(ポータブルモデル:手動移動) 6.35kg
スプレッダーバー 15種類 折り畳み式スプレッダーバー
操作に必要な力 <5N <5N
最大荷重 120kg
200kg
272kg
200kg
持ち上げスピード 負荷なし    5.1cm/秒
負荷120kg 4.2cm/秒
負荷200kg 3.8cm/秒
負荷272kg 3.3cm/秒
4.3cm/秒
ストラップ長 2500mm 2200mm
水平方向の移動速度 10,15,20cm/秒で調整可能
(4方向モデル:電動移動)
手動移動
バッテリータイプ 2X12V 5Ah, 充電式・制御弁式(密閉形)鉛蓄電池 2×2.3 Ah, 平均2~4時間で完全充電
バッテリー容量 負荷100kg 移乗回数最大120回
負荷200kg 移乗回数最大70回
負荷272kg 移乗回数最大32回
負荷80kg 移乗回数最大30回
バッテリー持続時間 負荷100kg 移乗回数最大120回
負荷200kg 移乗回数最大70回
負荷272kg 移乗回数最大32回
不明

ご自宅にあった天井走行リフトがどれか知りたい方は以下のバナーからお問い合わせください。
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多彩な室内環境に適応するレールシステム

①X‐Y レールシステム

X-Yレールシステム

部屋全体をカバーできるレールです。本体リフトが自由自在に移動するため、状況に合わせたサポートが可能になります。

 

③エクスチェンジャー

エクスチェンジャー

本体リフトの走行経路を変更するためのシステムです。

電車の線路切り替えのように、レールを切り替えることができます。

 

④Turntable 付属品

ターンテーブル

レールの一部が回転することで、走行経路を変更して複数方向のレールに移動できるシステムです。

狭い場所での方向転換をしたい場合も活用できます。

これらを含む複数のレールシステムを組み合わせることで、利用者・介助者の動線や介護環境に合わせた柔軟な移動が可能になり、より安全で効率的な介護を実現できます。

「スリング選び」がカギ?失敗しないためのポイント

天井走行リフトを安全に使うためには、本体やレールと同じくらい「スリング」が重要です。

スリングは利用者の身体を直接支える大切な部分であり、サイズや形状を誤ると「高さが足りない」「身体がずれてしまう」といったトラブルにつながります。

例えば、浴槽をまたぐときには、天井の高さと浴槽のフチの高さ、スリングを使って実際に吊り上げ時の高さの確認が必要です。
この確認を怠ると、昇降の高さが不足し、浴槽のフチに足やお尻が当たって浴槽のフチを超えられない場合があります。

また、レールの位置とスリングの姿勢によっては、手や足、頭が壁などにぶつかる危険もあるため、注意が必要です。
介助者側にとっても、リフト本体やスリングの位置関係によって、スペースが十分に確保できず、介助をしにくくなる場合があります。

天井走行リフトを検討する際には以下のポイントを必ず確認し、天井走行リフトとスリングのセットで検討することが大切です。

  • 利用者の体格や身体状況にあったスリングかどうか
  • 天井の高さ・リフト本体・スリングと利用者の姿勢を踏まえ、移乗・移動に十分な高さが確保できるか
  • 使用する場所(ベッド、浴室、トイレなど)の環境に適したタイプか
  • 介助者がが使いやすい動線やスペースが確保できているか

「スリング選び」を軽視すると、せっかくの天井走行リフトが使いづらくなり、介助が不安定になる可能性があります。
導入時には必ずリフト本体とスリングをセットで検討しましょう。


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実際に導入を検討している場合は、まず専門家に相談することをおすすめします。
専門知識をもった担当者が住環境に合わせた最適なプランをご提案いたしますので、気になる方は以下のバナーからお気軽にお問い合わせください。

 

 

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well99編集部

「福祉」×「建築」を掲げる建築会社です。
福祉住環境コーディネーター
介護保険の住宅改修や、バリアフリーリフォーム、福祉施設の建築などを手掛けています。
建築と福祉それぞれに資格を持った専門家がおり、福祉と建築両方の視点から解説する記事を作成しております。

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