ホームエレベーターといす式階段昇降機。メリットデメリットの徹底比較!
家の中の段差を解消したいと考えたときに、いくつか方法がありますが、身体状況や生活を考えたら介護保険工事(敷居撤去・手すり・ステップ台)では間に合わないことがあります。
特に1階から2階へ上がるなど、階層の移動では手段が限られきます。階層を移動したいときに候補に挙がりやすい、「ホームエレベーター」と「いす式階段昇降機」を中心にお伝えします。
ホームエレベーターといす式階段昇降機 データ比較
— | ホームエレベーター | いす式階段昇降機 |
定員 | 3名以下 | 1名 |
重量 | 200kg以下 | 90kg |
昇降行程 | 上限、下限の規定はなし(※1) | 上限、下限の規定なし |
かご床面積 | 1.3㎡以下 | – |
設置できる場所 | 住戸(※2) | 規定なし |
定期検査 | 不要 | 必要(※条件により不要) |
設置費用 | 約1000万円 | 60~210万円 |
施工期間 | 約2週間 | 1日 |
※1:小型エレベーターの場合は、昇降行程10mまで。
※2:住戸内以外に設置したい場合は小型エレベーターの設置を検討してください。
ホームエレベーターのメリット/デメリット
ホームエレベーターのメリット
- 車いすに乗ったまま上下階の移動が可能
- 介助者も一緒に移動が可能
- 人だけでなく重い荷物などを運ぶことが可能
ホームエレベーターの一番の良さは利便性の良さにあります。
特に、屋内でも車いすをご利用の方は、車いすの移乗をせずに上下階を移動することができます。
昇降路を作ることにより、いす式階段昇降機に比べて、階層が高い場所でも楽に移動が可能です。また、縦に移動するため、階段の上にレールを通すいす式階段昇降機と比べて、移動時間も少なく済みます。
また、いすに座って移動するいす式階段昇降機と違い、箱状のものが昇降するため、人以外の移動も可能です。重い荷物を移動させる際にも使用することができます。
ホームエレベーターのデメリット
- 昇降路を作る必要があるため、ある程度の広さの確保が必要
- 1の理由で、生活をするための動作・動線のプランが限定される
- 昇降路を作る必要があるため、いす式階段昇降機と比べて費用が高い
- 昇降路を作る必要があるため、施工期間が長い
- 場合によってはエレベーターを設置できないケースがある
ホームエレベーターを導入するときの難点は、昇降路の設置による制限が何点かあることです。エレベーターの昇降路は縦に通路を開けるように設置されるため、設置できる場所に制限があるほか、費用や施工期間がかかります。
また、昇降路の設置による制限の関係で、設置したいと考えても難しいケースがあります。設置をご検討の方は、一度メーカーやお近くの工務店等に相談をすることをおすすめします。→東京都・神奈川県・福岡県のお住まいの方は、お問い合わせへ
下記のどちらかに当てはまる方は、ホームエレベーターとは別の方法を検討してみてください。
- メーカーや工務店に現場調査をしてもらったとき、設置できないと言われた方
- おおよそ1000万前後の設置費用が予算として厳しい方
ホームエレベーターでは対応できない場合、次の選択肢として上がるのは以下の4つです。
- いす式階段昇降機
- 車いす対応階段昇降機
- 段差解消機
- 介護リフト
それぞれ特徴がありますので、併せてご確認ください。
費用に関しては、各自治体の補助金が適応できる可能性があります。各自治体の対応する部署に確認をしてみてください。
株式会社トライアングルでは、
バリアフリー・介護リフォームの専門家集団が
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バリアフリーリフォームとは家の中を住みやすくする、というでだけではありません。私共は、家の中の障害や不便をなくす事で、よりエネルギッシュに世界と繋がって生活ができることを目標にしております。
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いす式階段昇降機のメリット/デメリット
いす式階段昇降機のメリット
- 階段にレールを設置するだけなので、比較的導入しやすい
- 1の理由で設置費用が安い
- 1の理由で施工時間が短い
- 設置場所に制限がない
- エレベーターの設置を断られたケースでも対応ができる
平屋建てでない限り、どの建物も階段があります。いす式階段昇降機は階段に直にレールを設置するため、比較的導入/設置がしやすくなっています。
エレベーターの設置を断られたご利用者様が、次の選択肢としていす式階段昇降機を選ぶケースもあります。
また、エレベーターと比べて小規模の施工で導入できるのも魅力です。ご利用様がご自宅にいるまま施工が可能で、施工期間中の寝泊りの場所などの心配がありません。
いす式階段昇降機の選び方や、各機種機能比較、機種一覧は下記のリンクよりご覧ください。
いす式階段昇降機のデメリット
- いすに座ることが前提であるため、座位の自己保持ができる人向け
- いす式階段昇降機本体のいすに移乗する必要がある
- レールを設置する分、階段が狭くなる
いす式階段昇降機は、いすがレールの上を移動する機械です。そのため、階層を移動する際に、本体いすまで移動する→いすに座る→昇降する→到着後立ち上がる、もしくは車いすに移乗する、といった行動が必要になります。
下記のどちらかに当てはまる方は、いす式階段昇降機とは別の方法を検討してみてください。
- いすに安定して座れない方
- いすへの移乗に(介助者の補助ありでも)困難がある方
いす式階段昇降機では対応できない場合、次の選択肢として上がるのは以下の4つです。
- ホームエレベーター(小型エレベーター)
- 車いす対応階段昇降機
- 段差解消機
- 介護リフト
それぞれ特徴がありますので、併せてご確認ください。
いす式階段昇降機について知りたい方は下記のリンクも併せて一読ください。
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